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動物を考える市民の会ニュース[第5号]

動物を考える市民の会ニュース

第5号

2006年12月1日発行

発行者 市民の会事務局

■国も捨て犬・猫削減に本腰!

== 昨年度142頭が里親さんの元ヘ! ==

無責任な人間によって捨てられた犬や猫たちを保護する活動(不妊・去勢手術や里親探しなど)は、個人やグループの献身的な努力によって支えられてきましたが、その活動に大きな影響を及ぼす出来事がありました。

 

食事中のノラ君

7月20日、環境省は、捨て犬や捨て猫の数を不妊去勢の徹底や飼い主になることを希望している人への譲渡を促進することで自治体に引き敢られている年間約42万頭(うち約94%が殺処分)を2017年度までに半減させる目標を掲げた「動物愛護管理基本指針」の素案をまとめ、発表しました。
指針は、動物の愛護について「人と動物とは生命的に連続した存在であるとする科学的な知見や生きとし生けるものを大切にする心を踏まえ、動物の命に対して感謝及び累敬の念を抱くとともに、この気持ちを命あるものである動物の取扱いに反映させることが欠かせないものである。人は、他の生物を利用しその命を犠牲にしなければ生きていけない存在である。このため、動物の利用又は殺処分を疎んずるのではなく自然の摂理や社会の条理として直視し厳粛に受け止めることが現実には必要である」 「人を動物に対する圧倒的な優位者として捉えて動物の命を軽視したり動物をみだりに利用したりすることは誤りである。命あるものである動物に対してやさしい眼差しを向けることができるような態度なくして、社会における生命尊重、友愛及び平和の情操の滋養を図ることは困難である」とうたっています。
個々人の粘り強い活動や1990年後半に横浜磯子区で始まった行政と住民が協働する「地域猫」活動が新宿区や町田市などに広がり、成果を上げてきたことが国の動物行政を動かしたといえます。
今後、行政と佳民が協働した形での活動の促進が期待されます。

【寄稿】協働の街作りを!

相模原市の小川市長と市民団体「パートナーシップ市民フォーラムさがみはら」は6月22日、相互が自立して対等の関係で街づくりを目指すことを定めたパートナーシップ協定に調印しました。
「さがみはら」は市民と行政が協働することにより、行政サービスの充実が計られ、市民からの政策提言を行政に反映させるための中心団体として位置付けられています。「動物を考える市民の会」は相模大野の駅前で、人と動物が地域で共生できる街づのために不妊・去勢手術の啓蒙と里親探しの活動を行ってきました。市民活動している者の目線で政策提言が出来るパートナーになるためには市民の力が必要です。
T・T

昨年度カンパの活用報告

(カンパ+会員負担分明細)
治  療 — 317回分
ワクチン — 103回分
不妊手術 — 9頭分
去勢手術 — 8頭分
一時預託 — 24815日分
輸    送 — 108回分

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