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動物を考える市民の会ニュース[第2号]

動物を考える市民の会ニュース

第2号

2002年10月1日発行

発行者 市民の会事務局

■248頭が里親さんのもとヘ!

==136頭に治療・不妊手術・ワクチンを!==

今年も、弱い立場の動物が虐待される事件の報道が相次ぎ、多くの人が憤りとやりきれない思いを抱いたに違いありません。虐待行為は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金です。今、人間が壊れていく音が聞こえてきます。
相模大野駅頭ではじめた「市民の会」の里親会活動は、この夏で二年が経過しました。
この一年間で里親さんに名乗りをあげた人が前年の二倍にもなりました。おかげで248頭もの成猫・子猫が安心して暮らせるようになりました。
この成果は、毎週2回、年100回を上回る精力的な行動と市民のみなさんの物心両面の支援があったからにほかなりません。
「市民の会」は、捨てられて傷ついた動物の治療と不妊手術も行っています。年間、かなりの金額が必要となりますが、みなさんのカンパで随分と会員個人の負担が軽減されるようになりました。

○動物を捨てたりはしないで!

昨年、年も押しせまつたコー月末、相模原のある墓地に成猫17頭も捨てられる事件が発生しました。
寒空のなかで雨つゆをしのぐ建物もないところに放置されていたため、かなりの猫が病気にかかったりしていました。このため、会員が手分けして捕獲と一時預かりの場所探しや入院させて治療するために飛び回ることになりました。
理由があったにせよひどい話しです。相手が人間だったなら、そうはしないでしょう。
捨て去る行為は、虐待同様に犯罪で、30万円以下の罰金です。

【寄稿】ボランティアに参加して!

私は、今まで何度か里親会の犬・猫たちを見かけていました。でも、なかなか声をかけられず、その場を通り過ぎていました。
去年コー月一五日初めてボランティアに参加させていただきました。子猫から歳のとった猫と幅広くたくさんの猫がいました。それぞれみんな身勝手な人間たちに傷つけられて心や体に深いキズをおった猫ぱかりでした。
私は、自分が身勝手な人間たちの仲間かと思うと、悔やんでも悔やみきれず、悲しんでも悲しみきれず、胸がつまる想いでいっぱいです。
人間だけじゃなく、犬・猫にも感情や痛みがわかるんです。強い者が弱い者をいじめるよくあることですが、強い者は本当に強いのでしょうか。本当に弱いのは、どちらなのでしょう。
将来、私の夢は老人の家を訪ねたり、老人ホームで世話をしたりと福祉の方へ進みたいんです。
まだ子供の私が生意気かと思いますが、今の社会に納得のいかないことが多すぎます。
大人たちを見ていても私は絶対こうはなりたくないと思うような人がたくさんいます。
この先、私の書いたコレを読んでくださった方々は、自分たちのあやまちで、罪のないたくさんの命がムダに失われているのを忘れないでほしい。もし、まちがったことをして気がついたなら今からでも真剣に考えて変わってください。
これからも自分の空いてる日を使ってボランティアに参加したいと思っています。
大野南中学   A・M子

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